自称「晴れの国」岡山県への旅行におすすめの観光スポットを紹介します。>八つ墓村のロケ地になった吹屋のベンガラで巨万の富を得た豪商の広兼邸
広兼邸は高梁市にある豪邸です。江戸時代に小泉鉱山と赤
色顔料や工業用の染料に使われるベンガラの原料であるロ
ーハの製造によって巨万の富を築いた庄屋の広兼元治が1
810年に建てました。
広兼邸はまるで頑強なお城のような大きな石垣があり敷地
は2581平方mととても広い土地に建てられています。
その広い敷地内には小規模ながら庭園がありその中には手
水鉢の近くの地中に作られた空間に水滴を落下させてその
音を楽しむという日本庭園の装飾の1つである水琴窟があ
りこれを見るだけでも広兼家の繁栄ぶりが伺えます。
広兼邸は1977年に大ヒットした松竹映画の八つ墓村の
映画のロケ地になったことで有名で、当時は映画ファンが
大勢訪れました。実際に見てみると映画のセットのような
雄大な建物に圧倒されます。建物内は江戸時代から大正時
代の暮らしぶりそのままになっており当時の生活が分かり
ます。現在では岡山県が観光地として管理していますが、
戦後までは実際にここに住人がいたそうです。
住所:岡山県高梁市成羽町吹屋
問い合わせ:0866-29-3182
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